私立大学と国立大学医学部の違いについて

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医学部を受験しようと思ったとき、私立大学の医学部や私立の医科大学と、国立大学の医学部ではどのような違いがあるのかわからず、迷う人がいるでしょう。多くの人は、私立大学はお金がかかって国立なら安く済むという程度の認識しかないと思うのですが、他にもいろいろな違いがあります。そこで、同じ医学部でも、私立大学と国立大学ではどのような違いがあるのか、学費以外の面をご紹介していきます。

高校生(受験生)にとって、目先のポイントとなるのが、受験科目の違いです。国立大学の場合はセンター試験5教科7科目を受けたうえで、各大学の二次試験を受けなくてはなりません。偏差値の高い大学ほど、センター試験の割合が低く、二次試験の割合が高い傾向にあります。しかも、二次試験はマークシートではありませんし、東大医学部・京大医学部などであれば二次試験の科目も多く、国語・数学・理科(2科目選択!)・外国語が課されます。理系人間にとって国語の記述式なんて気が遠くなりますが……。

一方、私立大学は大学によって受験科目が全く異なります。センター試験と小論文で受かるところや、推薦枠のあるところすらありますから、経済力のあるおうちのお子さんなら、どこの医学部でもよければ私立大学の方がハードルが低いでしょう。

入学した後の進路はというと、偏差値の高い国立大学の医学部に進学した人は、その大学に残って研究を続ける人も多いです。私立大学の場合は開業医ルートが多いでしょう。

僕は私立大学医学部の学費を奨学金とその他工面したお金で支払っている。

私立大学医学部の学費

私立大学医学部の学費
私立大学の医学部に通っているというと、多くの人が僕のことを医者の家の息子かと思うかもしれません。確かに、僕のまわりには開業医の子が多いです。ですが、僕の家はそんなに裕福ではありません。僕は、奨学金をもらいながら医学部に通学しています。これから医学部を受験する高校生・受験生の人たちには、ただただ勉強をするだけでなく、医者になるためには莫大なお金がかかることを知っておいて欲しいです。

私立大学の医学部にかかる学費は、6年間で平均3800万円と言われています。月額にすると53万円!実際には入学金がどんとかかるので、初年度はもっとたくさんかかる印象です。我が家の場合は親が僕のために積み立ててきてくれた資金を充ててなんとか払えましたが、後が続きません。これを難なく払えるおうちというのは、やはり開業医のおうちなど、よほど裕福なところでないと難しいことは想像に難くありません。さらに、医学部の教科書というのは目の玉が飛び出るほど高いです。6年間で50万円以上、教科書代にかかります。アパートを借りて下宿をするなら、月々さらに10万円以上の生活費がかかります。

僕の場合、さほど優秀というわけでもないので、返済をしないといけない一般的な奨学金を借りています。幸い、医学部生というのは家庭教師や塾講師のアルバイトは引く手あまたなので、生活費などは家庭教師と塾講師のアルバイトで補填していますが、実習などが忙しいとアルバイトもしにくいので困ります。奨学金は返済しないといけないので、借金があるのとほぼ同義です。つまり、無事に医師になれてもマイナスからのスタートです。研修医時代はそもそもの収入も高くないのに、返済できるのか不安です。

もしあなたが医学部進学を希望していて、僕のように裕福ではない家庭の子なら、1日でも早く親御さんに進路について相談しましょう。それから、少しでも勉強をたくさんして、できれば国公立の医学部を狙いましょう。